2014年2月8日土曜日

ハンディー踏切カンカンを作る(1/3):まずは踏切の音程を調べる

子どものクリスマスプレゼントに踏切カンカンのおもちゃを作ってあげるという記事が素敵だったので、自分でも同様のガジェットを作ってみることにしました。

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まずは踏切の音程について調べてみます。

踏切の音を録音する

この記事を参考に、私も踏切の警報音をボイスレコーダーを使って録音し、解析することにしました。録音したのは西武線の踏切の警報音です。

その音声データをMacに取り込んで、解析ソフト(Audacity)で表示してみると下記のようになりました。
西武線の踏切警報音:「カン」という音に相当

「うなり」を伴った波形が、徐々に大きくなり、一定の強度となった後、徐々に減衰する様子がわかりました。

周波数を調べる

フーリエ解析を使って、上記の周波数を調べてみました。Audacityのメニューから、解析(A)→スペクトラム表示... で周波数を表示してみると、2つのピークがありました(下記)。
踏切警報音の周波数解析:顕著な2つのピーク(中央部)がある

顕著な2つのピークは、523Hzと659Hzで、音階としてはド(C5)とミ(E5)に相当するようです[1][2][3]。つまり「カンカン」は「ド&ミ、ド&ミ」という事になります。次回は、この音をArduinoで再現してみます。

参考資料
[1] 私家版 楽器辞典 ヘルツ/周波数
[2] 平均音階の周波数表
[3] 音階と周波数の対応表(JavaScript)

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